四国88ヶ所めぐり遍路の足袋 寺巡り
弘法大師ゆかりの88ヶ所の寺院の総称で、これらを結ぶ遍路道を順に辿ります。1400kmにも及ぶとか。気長にゆっくりと、挑みます。

6日目 8日目

第7日目

2019/7/31  24番 最御崎寺麓の宿⇒25番⇒26番⇒27番⇒28番     83.9km

行程をスマホのGPSでトレースしました。クリックすると別ウィンドウ(タグ)で地図が開きます。


24番 最御崎寺から 25番 宝珠山津照寺をめざして

津照寺の門前にあった願船寺
本尊は阿弥陀仏で真宗東本願寺末である。慶長年間に泉州の商人が本尊仏を安置した。慶長9年(1604)の地震、高潮の時、不思議に助かり正德4年(1714)願船寺となった。最蔵坊(俗名小笠原一学)は寛永7年(1630)室津港の築港にあたった。その功により、今の願船寺屋敷84坪を与えられ現在に至っている。境内に寛永古港の礎石や最蔵坊の墓がある。
                                   説明板から



25番 宝珠山津照寺 大同2年(807)空海が海の安全と大漁を祈願して開創したと言う古刹で石段を登りつめたところに水堂、内外陣には88ヵ所「お砂踏み」周囲には万体地蔵仏が祀られている。
                    説明板から

御詠歌      
宗派        真言宗豊山派
開基        弘法大師
ご本尊       地蔵菩薩(楫取地蔵)
創建        大同2年(807)
所在地      高知県室戸市室津2652-イ
     



赤が眩しい山門
鐘楼門への石段
写経大師尊像
鐘楼門
本堂
境内から太平洋を望む
大師堂


25番 津照寺から 26番 龍頭山金剛頂寺をめざして


海岸沿いの国道を高知に向けて進みます。


26番 龍頭山金剛頂寺 室戸三山の一寺院として「西寺」の通称でも親しまれている。朱印も「西寺」と捺される。当寺から4㎞のところに女人堂と呼ばれる不動堂がある。若き弘法大師はこの間を毎日行き来し修行した霊地であり、行道したことから、「行当」はその名残かもしれない。縁起によると、大師が平城天皇(在位806〜9)の勅願により、本尊の薬師如来像を彫造して寺を創建したのは大同2年と伝えられている。創建のころは「金剛定寺」といわれ、女人禁制とされて、婦女子は行当岬の不動堂から遙拝していたという。

御詠歌      往生に望みをかくる極楽は 月のかたむく西寺の空
宗派        真言宗豊山派
開基        弘法大師
ご本尊       地蔵菩薩(楫取地蔵)
創建        大同2年(807)
所在地      高知県室戸市元乙523
     



西寺仁王門への女坂
西寺仁王門
西寺仁王門に掲げられた大きな草鞋
西寺 本堂
鐘楼堂
霊宝殿


26番 金剛頂寺から 27番 竹林山神峯寺をめざして


室戸岬を望む。海岸段丘がはっきりと見える。
羽根岬
遍路道沿いに立つ弘法大師霊跡
奈半利川を渡っています。土佐くろしお鉄道 「ごめん・なはり線」の鉄橋。気動車がはしっており、架線がないので鉄道かどうかよく見ないとわかりにくい。




27番 竹林山神峯寺 縁起による歴史の古さは屈指で、神功皇后(在位201〜69)の世に勅命で天照大神などを祀る神社が起源とされる。聖武天皇(在位724〜49)の勅をうけた行基菩薩が天平2年に十一面観音像を彫造して本尊とし、神仏合祀を行った。その後、弘法大師が伽藍を建立し、「観音堂」と名付けたのが大同4年(809)のころとされている。

御詠歌       みほとけのめぐみの心神峯 山も誓いも高き水音
宗派        真言宗豊山派
開基        行基菩薩
ご本尊       十一面観世音菩薩(伝行基作)
創建        天平2年(730)
所在地      高知県安芸郡安田町唐浜2594
     



仁王門
仁王
仁王
石塔には「真言宗豊山派」 「竹林山神峯寺」と書かれています。
鐘楼堂
神峯の水    豊富な水がうまかった。
経堂
仏足跡
本堂
大師堂
大師像
階段沿いの石段横は手入れが行き届いていた。



27番 神峯寺から 28番 法界山大日寺をめざして


室戸岬方面を望む。
高知・桂浜方面を望む。




 28番 法界山大日寺 縁起によると、聖武天皇(在位724〜49)の勅願により、行基菩薩が大日如来の尊像を彫造し、堂宇に安置して開創されたと伝えられる。その後、寺は荒廃したが、弘法大師が四国を巡教された弘仁6年(815)、末世の人々の安泰を祈り、楠の大木に爪で薬師如来像を彫られ、これを祀って復興されたという。
以後、隆盛を誇り、七堂伽藍や末寺、脇坊も備わり、17世紀初頭の慶長年間(1596〜1615)からは土佐藩の祈願寺となって、堂塔も整備された。明治新政府の神仏分離令によって一時は廃寺となったが、本尊は「大日堂」と改称した本堂に安置していたので救われ、明治17年に再興されて現在にいたっている。

御詠歌       露霜と罪を照らせる大日寺 などか歩みを運ばざらまし
宗派        真言宗智山派
開基        行基菩薩
ご本尊       大日如来
創建        天平年間(729~749)
所在地      高知県香南市野市町母代寺476-1
     



山門
本堂
鐘楼


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