新西国霊場巡礼の足跡
新西国霊場とは
大阪時事新報(現・産経新聞)、神戸新聞、京都日日新聞(現・京都新聞)の三都新聞連合の企画により、聖徳太子の「和の道」を基調とし、読者の人気投票に基づいて選定された33箇所の観音霊場をはじまりとする。戦後、霊場を辞退した2霊場を入れ替え、1967年(昭和42年)に客番5霊場を加えて38箇所となった。

近畿2府4県に散らばる38寺を順不同でつないで歩いて行きます。

なかなか踏破は難しそうですが、時間をかけてチャレンジします。


3
31番 花岳寺から
 32番 いかるが斑鳩寺をめざして



2017/12/19   花岳寺 ⇒ 斑鳩寺   29.7 km

行程をスマホのGPSでトレースしました。クリックすると別ウィンドウ(タグ)で地図が開きます。

千種川右岸を河口方向に歩いています。白煙(と言ってもヤカンから出る湯気と同じです)を上げつのは関西電力・赤穂火力発電所。
赤穂御崎付近の岩壁から、東を望む。坂越湾の向こうに見える煙突は関西電力・相生火力発電所。
赤穂御崎付近の岩壁から南の海岸を望む。
アース製薬の工場が建ち並ぶ湾奥方向を望む。
湾内には牡蠣の養殖イカダが並ぶ。
坂越漁港から南にリゾートマンションが見えるが、ひっそりとしていた。バブル期に流行ったマンションの横を歩いたが、駐車場に車は少ないし、ベランダに干された洗濯物もまた少ない。1/3も入っていないのでは?。
坂越トンネルが出来ていた。
焼き牡蠣を食べたが、¥2000でこれだけ大きいものを食べられる。
赤穂から相生に抜ける国道250号線の峠に向かって歩いています。歩道もなく下り坂を猛スピードで走り抜ける車が怖い。大型トラックが内に沿って走り抜けてくるので白線が見えなくなるほど消え去っていた。
1701年3月19日の午前4時頃、ここ高取峠をエイホ、エイホの声とともに、2艇の早かごが赤穂城をめざして突っ走っていきました。これは、江戸城松の廊下で突発した赤穂城主・浅野内匠頭の殿中刃傷を知らせる第一の使者・早水藤左エ門、萱野三平の両士の姿でした。 この早かごは、江戸から155里(約600km)の長途で、昼夜兼行わずか、4日半で江戸の事件を、家老・大石内蔵助に知らせ使命を果たしました。                         説明板から
峠を越え、相生市に入った。
峠を下りきった所にある相生産業高校。30数年前に勤務した懐かしい学校。トラバーユして勤務し始めが機械科実習棟の改築と重なり、図面を色々書いたのを思い出した。今も学校の外観は当時のままだが、当時あった被服科は無くなり、造船科は電気科に改編。時代の変遷を写している。
学校横にあるIHI。勤務時はボイラー工場と聞いていたが、ここに並ぶのは肉厚のパイプ。何用のものだろう。学校勤務時にはボート部員と共に、IHIの艇庫で練習をさせてもたったのも懐かしい。
道の駅 あいおい白龍城。
相生に勤務していた頃、この辺りにイカダを繋げた浮き橋「皆勤橋」がありIHIの社員が自転車で走っていたのをよく目にしたものだ。今は埋め立てて、国道250号線が走る。
相生湾奥の昔ながらの水路。
国道2号線入った。山陽本線が右に国道2号線と並行して走る。
30数年前、2号線は長距離トラックで昼夜24時間賑わっていた。ドライブインが軒を並べて林立し、中でも「ドライブイン・うかいや」は大きく、全てのものが揃う店だった。今は高速道路に車は流れ、ひっそりとしていた。
神戸(かんべ)神社  JR山陽本線・竜野駅の北側を走る2号線の隣に隣接する。
竜野駅北側を並行して国道2号線が走る。
揖保川大橋を渡っています。流れる川は揖保川。下流側を見ています。手前はJR在来線:山陽本線。奥は新幹線。
林田川を渡っています。
東芝姫路工場は、半導体を作り、「東芝デバイス・ソトレージ株式会社」という。半導体工場を売却し、再建を図ると言われているので、ここが東芝と名乗るのもあと僅かか。
国道2号線を挟んで東芝姫路工場の前に立つこの建物は、太子町役場。立派すぎて町役場というイメージではない。それも東芝あってのもの。揖保郡4町の内、3町がたつの市に合併したが、ここ太子町のみが合併から離れて単独となった。それも東芝あってのもの。だが、東芝が倒れればどうなるのか?。




32番 いかるが斑鳩寺 斑鳩寺は、推古天皇十四年(606年)聖徳太子が天皇のために勝鬘経を講讃すると、天皇は大いに喜ばれ播磨国の水田百町を太子に賜った。太子は大和国斑鳩宮よりこの地に足を運ばれ、斑鳩荘と名づけられて伽藍を営まれた。それがこの斑鳩寺である。

御詠歌       かみつ代の 聖の徳は いかるがの 蓮(はちす)の花と かをるなりけり
宗派        天台宗
開基        聖徳太子
ご本尊       如意輪観世音菩薩
創建        606年
所在地       兵庫県揖保郡太子町鵤709


仁王門
三重塔             国重要文化財
弥勒堂
講堂(大講堂)     町重要文化財
摩尼車      一転一誦
一回まわすと般若心経を一回読んだことになることになるというもの。
聖徳殿前殿(県重要文化財) と 高松宮殿下お手植えの松
聖徳殿中殿      登録文化財
聖徳殿後殿      登録文化財
檣楼
西門
赤門(東門)
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