新西国霊場巡礼の足跡
新西国霊場とは
大阪時事新報(現・産経新聞)、神戸新聞、京都日日新聞(現・京都新聞)の三都新聞連合の企画により、聖徳太子の「和の道」を基調とし、読者の人気投票に基づいて選定された33箇所の観音霊場をはじまりとする。戦後、霊場を辞退した2霊場を入れ替え、1967年(昭和42年)に客番5霊場を加えて38箇所となった。

近畿2府4県に散らばる38寺を順不同でつないで歩いて行きます。

なかなか踏破は難しそうですが、時間をかけてチャレンジします。


33番 瑠璃寺から 31番 台雲山花岳寺をめざして



2017/9/29   瑠璃寺 ⇒ 智頭急行・平福駅   14.5 km

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二つの石橋         佐用郡佐用町平福
正覚寺  山門         佐用郡佐用町平福

正覚寺の創建は不詳ですが当初は和正谷の行者山に開かれ修験者の修行場として栄えていたと伝えられています。天竺から紫雲に乗り日本を訪れたという法道仙人や行基菩薩も修行したとされ正蓮寺と称していましたが室町時代後期の永禄年間(1558~1570年)にこの地に移しました。 江戸時代に入ると、領主である松平家の位牌所として庇護され、民間からは子授け・子育てに御利益があるとして信仰されました。山門は入母屋、本瓦葺き、一間一戸、四脚鐘楼門(上層部は鐘撞堂)。又、庫裏の玄関屋根は平福陣屋の玄関屋根を移築したもの伝えられるもので、唐破風の格式のあるものです。 本尊:阿弥陀如来。宗派:浄土宗。
正覚寺 本堂            佐用郡佐用町平福

2017/12/15   智頭急行・平福駅 ⇒ 上郡駅     25.9km

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智頭急行に乗り佐用駅から平福駅まで移動。一両のワンマン気動車。
智頭急行はJR山陽本線の上郡駅から姫新線・佐用駅を経由し鳥取県の智頭駅までの56.1kmを単線で結ぶ第3セクター鉄道で平成6年12月に開業。田舎のローカル線であるが、開業が23年前と新しいので、高架で走っている。田圃の中に高架の線路があり1両の気動車が走っているのは異様な風景だ。垂れ流し気味の県民税を払っている身にもなってほしいものだ。
平福駅。
平福本陣跡
平福本陣跡
平福の川端風景。
智頭急行の高架下を南に向かって歩いています。
常徳寺 山門
常徳寺 本堂
佐用川を渡っています。
東西に伸びる中国山地を南北に流れる佐用川は蛇行している。昔の道は蛇行した川沿いに走っていただろうが、今は円光寺バイパスとしてトンネルで短絡している。



2017/12/12   上郡駅 ⇒ 花岳寺    19.7 km

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千種川橋梁から上流側を望む。JR山陽本線も見えます。
上郡町内を歩いてきたが、赤穂市に入った。赤穂市の看板横のJR山陽本線から順に国道373号線、千種川の3本がここでは並行している。
須賀神社。
JR有年駅から南に走る県道457号線は細い山越えの道。頂上には、地蔵堂もあった。
千種川を横切る上り新幹線。この時刻の東京行新幹線の台車に10cmの亀裂が発見され、重大インシデントでいつ脱線してもおかしくなかったとの報道があった。写真の新幹線かもしれません。があり、
息継ぎ井戸
1701年3月14日に江戸城松の廊下で赤穂藩主・浅野内匠頭(たくみのかみ)長矩が吉良上野介義央を切りつけるという刀傷事件が起こりました。早水藤左衛門と萱野三平がその大事件を知らせるため、江戸から早駕籠に乗り4日半かかって19日の早朝赤穂城下に到着しています。その時、この井戸で二人の使者が水を飲み一息ついで赤穂城へ向かったと伝えられています。
                                      説明板から
萬福寺 山門
萬福寺 本堂
赤穂城跡
大石神社 鳥居
大石神社 鳥居前に並ぶ赤穂47士
大石神社 神門
2日後の12月14日の義士祭に備えて小学生が説明役の準備中。寸劇入りのクイズのデモが面白かった。
大石神社 本殿
赤穂駅


31番 台雲山花岳寺(かがくじ) 赤穂の花岳寺といえば、東京の芝高輪の泉岳寺とともに、赤穂浪士で有名な寺である。

花岳寺は、徳川三代将軍家光公の頃、浅野長直公が常陸笠間から、赤穂へ所替えになったとき、浅野家の菩提所として建立された。浅野家断絶後も歴代藩主の菩提所であったが、何といっても浅野家と赤穂義士ゆかりの史跡である。

御詠歌       よろづよの 人のかがみと 匂ふなる 花岳寺(はなおかでら)の 庭のいしぶみ
宗派        曹洞宗
開基        浅野長直公
ご本尊       釈迦如来         千手観世音菩薩
創建        1645年
所在地       兵庫県赤穂市加里屋1992




花岳寺へと導く看板
山門
本堂
鳴らずの鐘
大石内蔵助も聞いた水琴窟
大石なごりの松
報恩堂(千鉢観音堂)
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