新西国霊場巡礼の足跡
新西国霊場とは
大阪時事新報(現・産経新聞)、神戸新聞、京都日日新聞(現・京都新聞)の三都新聞連合の企画により、聖徳太子の「和の道」を基調とし、読者の人気投票に基づいて選定された33箇所の観音霊場をはじまりとする。戦後、霊場を辞退した2霊場を入れ替え、1967年(昭和42年)に客番5霊場を加えて38箇所となった。

近畿2府4県に散らばる38寺を順不同でつないで歩いて行きます。

なかなか踏破は難しそうですが、時間をかけてチャレンジします。


32番 斑鳩寺から
 27番 刀田山鶴林寺をめざして



2017/12/19  斑鳩寺 ⇒ JR網干駅   2.6 km

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2017/12/25   JR網干駅 ⇒ JR姫路別所駅   17.9 km

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はりま勝原駅。 2008年3月に出来た新設駅。跨線橋は駅部分と通路部分とを分けており、夜は通路としてのみ使用している。
才(さい)の地蔵
諸国巡拝の行者・玄達が地元の有志の協力を得て、賽河原の地蔵尊にちなんで1831年3月24日に造立したもので、高さ約3m。玄達は1840年までの生涯をこの尊像のために奉仕したという。
石工は塩市村(現在、高砂市)の岸本伊兵衛                    案内板から
夢前川を渡っています。
姫路バイパス高架下を歩いています。
市川を渡っています。
姫路バイパスを走る車。上下6車線。以前は制限速度60km/hだったと思うが、いつの間にか70km/hに上げられていた。でも、殆んど100km/hぐらいで疾走していた。

2017/11/13 JR姫路別所駅 ⇒ 鶴林寺    10.2km

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加古川から上流側を望む。




27番 刀田山鶴林寺 高句麗より来た高僧恵便は物部守屋の迫害を逃れてこの地に身を隠していたが、これを聞いた聖徳太子がここへ来て、「木の丸殿」を造り恵便の教えを受けられた。これが鶴林寺のはじまりと言われている。

鶴林寺は斑鳩寺と並んで播州における太子信仰の中心であり「刀田の太子さん」「播磨の法隆寺」と呼ばれて、人々に親しまれている。春の太子まつりには数千の参詣人があり、多くの露店と植木市、金物市が名物である。

御詠歌       いにしへの 鶴の林に 散るはなの 匂(におい)をよする 高砂の風
宗派        天台宗
開基        聖徳太子
ご本尊       薬師如来        
         愛太子観世音菩薩(聖観音)
創建        587年
所在地      兵庫県加古川市加古川町北在家424

仁王門
仁王門は、3間1戸の楼門形式で、大伽藍の正門として位置する。屋根は入母屋造(いりもやづくり)、本瓦葺である。全体を遠くから見れば、屋根と縁張り出しが良く、下層は高く、上層は低く、均衡が取れて美しい。
仁王門
仁王門
常行堂
正確には常行三昧堂という。常行三昧とは阿弥陀佛の周囲を歩き続けながら念仏を唱えるという天台宗の修行であり、その修行を行うための専門の堂。かなり格式のある天台寺院にしか見ることが出来ない。
新薬師堂
本堂
講堂
子安地蔵尊
宝生院     塔頭の一つ
観音堂
護摩堂
三重塔
真光院   塔頭の一つ
鐘楼
この檣楼は、階段を2階にのぼって鐘をつく一般には少ない立派な構造になっている。外部から見ると建物が袴をはいているように見えるので「袴腰造り」と呼ばれている。檣楼としては大型であり、バランスの良さとリズミカルか構成によって非常に美しい優れた建築になっている。
入母屋造り、本瓦葺き。本堂より10年遅れて、1407年(応永14)に建立された。朝鮮・高麗時代に鋳造された梵鐘も重要文化財で澄んだ高い音色は黄鐘調(おうしきちょう)といわれる。
太子堂
方三間、一重、宝形造りの建物の前に一間の縋破風をかけ、奥行き一間の礼堂をつけたもので四方を縁ではりめぐらしています。全体として藤原建築の美点を遺憾なく発揮しバランスの富んだ建物です。赤外線で発見することができた太子堂壁画もこの建物に納められていました。
石風呂
本堂
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