ニュージ−ランド 旅行記

クライストチャーチ  〜  アーサーズ・パス  〜  グレイマウス   ホキティカ  〜  フランツ・ジョセフ  


第3日目 (2月29日)

日程

5:00〜   JOG
  
今日の旅はクライストチャーチ駅から始まる。事前に駅まで行ってみようと地図をポケットに出かける。ホテルからウースター通り(Worceester ST)に向かう。薄暗い中、昨夜とは違った景色に惑わされ、何度も行ったり来たりで迷った。チンチン電車の軌道に沿って西のボタニー庭園にむかう。ローレストン通り(Roleston ST)からHagtey AVENUEまで足を伸ばしたが、地図とは違って道が微妙に曲がっており迷ってしまった。時計を見るとずいぶん時間を要した割りにまだ、駅までの半分も来ていなかったので諦めて引き返すことにした。日本の盛り場を朝走ることが多いが、ここにはゴミが繁華街にも落ちていない。浮浪者もいない。たばこの吸い殻も落ちていない。不思議な街を走った。帰着は5:50。    ・
6:30 ホテル発。クライストチャーチ駅に向かう タクシーで駅に向かうが、JOGで通った道とはまったく違う道を走った。かなり大回りで、ごまかされたか?
広大な公園(ハーーグレー公園)内の道を通ったが、その美しさに感動。街中が公園状態ではあるが、市内にこのような大きな公園を有し、管理している余裕に感心した。
8:15発   クライストチャーチ駅を出発   列車に行き先表示があったか、どうかもわかりにくかった。切符の購入などすべてを相棒の友人任せ。自分の英語力の無さにうんざりした。
10:43発 アーサーズ・パス出発   アーサーズ・パス国立公園を横断する鉄道の峠の駅。峠を境に川はおもむきを変えた。 氷河が削り取った谷は、広くなだらかな傾斜で下ってゆく。
11:10発 OTTORI駅発 だらだらと列車は下りはじめた。広くなだらかな谷と、急峻な山との対比がすばらしい。氷河の流れで広い河岸を形成していたが、水はけの良いところは牧草地になっていた。一方、水はけの悪いところは、湿地帯となり、背の低いはい松が生い茂っていた。氷河で運ばれた岩や礫が溶け落ちて堤となり、所々に池や湖を形成していた。
12:08 STILLWATER通過 運転手が降りて、信号かポイントか分からないが切り替え操作をしていた。その間、列車は停車。
ハリケーンの影響といっていたが、15℃前後と肌寒く、小雨模様で夏という雰囲気はまったく無かった。数日前までは暑かったといっていたが、どの程度の話かも分からない。空気が乾燥していたので余計に寒く感じたのかもしれないが、日本の蒸し暑い夏とはまったく異なる夏だった。それでも若い女の子は、豊満な体を曝け出し目の保養にはなったが、寒いのにという目で見てしまい、鑑賞する余裕なし。
12:30ごろ GREYMOUTH着 地図で見ると海岸沿いの町だが、そのような雰囲気も潮の香も無く、雨にぬれた田舎町だった。
13:00ごろ バスに乗り換え、GREYMOUSE発 バスに乗ったのは長い夏のバケーションを楽しむ旅行者ばかりで、大きなバッグやザックをトランクに預けて乗り込んだ。運転手はガイドを兼ねてペラペラとしゃっべっていたが、まったく分からなかった。人口の少ないこの国で、バスガイドという職は無いのだろうか。
14:15〜15:00 HOKITIKA 西部劇に出てくるような町で昼食の休憩。サマータイムのため、昼食時間もずれている?
一直線に伸びる道の両側には、馬や牛、羊の群がる牧草地が延々と続いていた。
16:00ごろ FranzJose着 避暑地・保養地を思わせる、感じのいい町。まずユースホステルに向かい、宿泊の手続きを取ろうとしたが、YHA入会金が$200に驚き撤退。周りの宿はすべて連泊客で満室状態。 NO VACANCYの意味を始めて知ったが、この看板が羨ましかった。町はずれのモーテルに空きを見つけ、交渉するも売れ残りで高く、荷物を置かしてもらいさらに他のモーテルを探しほっとした。
18:45〜19:15 乗り合いタクシー 日本の中古車(20年近い前の)ワンボックスカーを仕立てた乗り合いタクシーで、氷河を見学に向かう。
19:15〜 氷河見学 車を下ろしてもらってから、徒歩で氷河の見える地点まで歩いて30分。たどりついた地点から見る氷河は埃に汚れ真っ黒。防護柵から奥に、20〜30mにある氷河も今は、地球温暖化にやせ細り、無残な姿だった。
8:45 乗り合いタクシー タクシーに揺られモーテル着は8:55.。
9:20〜 夕食 パブで夕食を済ませ、モーテルにたどり着き、就寝は11:00を過ぎていたのでは?。


観覧列車による旅( クライストチャーチ  〜  アーサーズ・パス  〜  グレイマウス )

クライストチャーチ駅を出てすぐの田園風景。延々と続く牧草地の境界は、防風林を兼ねた木立ち。牛や羊が所々でのんびりと草を食んでいた。 列車は草原を通り抜け、山に近づいてきた。太陽が出たころから、山越えにかかる。川沿いに峠に向けて、ゆっくりと登っていく。 蛇行を繰り返しながら、トンネルを抜けながら、列車は高度を上げていきました。観覧車両は、窓が無く風通しが良いのは良いのだが、トンネルに入ると最悪。 ワイマカリリ川の峡谷。こちら側の谷には氷河が流れていないのか、幅の狭い川が急角度でうねっていた。
ローレストン山(2271m)。森林限界をこえ、岩肌が美しい。 角度を変えたローレストン山。 アーサーズパス駅で。峠を吹き抜ける風がきつく、霧や小雨が顔を叩きつけ、寒かった。 観光列車の車内。ゆったりとしており、見通しも抜群。
   
南アルプスを横切る峠(アーサーズ・パス)の北は氷河の谷。氷河が残した爪あとは小さな池に。大きな爪あとは細長い湖に。 グレイマウスの駅舎。 雨に煙るグレイマウスの街。    

観光バスによる旅( グレイマウス  〜  ホキティカ  〜  フランツ・ジョセフ )

ホキティカのドライブインで昼食。
ラベルには確かに○△ビールと書いてあったのだが。中身は甘い炭酸水。ガッカリ。
地層の柔らかい層にできた滝 30分かけて歩きたどり着いた氷河は、黒くくすんでいた。 谷奥に広がる氷河。立ち入り禁止の標識で氷河には乗れずじまい。

氷河を背に。 暗闇が迫る中、ワンショット。 斜め下方向に走る地層は硬く、氷河が引っかいた痕? 硬い岩盤の上を流れ落ちる滝。
豊富な水量に恵まれ、木々の緑色と水の白色との対比が美しかった。 U字型の谷幅は、氷河の幅を示す。いかに大きな氷河が流れ出たかを示すこの谷。 氷河が流れ出るときに、削り取り後にできたU字型の谷。高校の地理で習った”カール”そのもの。 フランツ・ジョセフのパブ。
ここで食べたマトン、柔らかくまろやかだった。ワインも。

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