ぶどう栽培日誌2007

月日 作業内容 生育状況作業詳細
3/3蔓の処理 つぼみは固い10時から、剪定できった昨年の蔓を集めて山に捨てに行く。捨てていて、植林した杉や檜の周りの雑木や蔓、竹が気になって掃除。なたを持ってきていたので杉や檜の枝打ちをした。林の様子ではチェーンソーを持ってきて、間引かないといけない状況だが、何年も動かしていないチェーンソーの調整を考えると来年延ばしになってしまう。
午後は、牛糞撒き。運搬車のエンジンが今ひとつで、誤魔化し誤魔化しで過ごしたが、3時ごろから雨が落ちだしたので撤収した。
3/4牛糞撒き  〃今日も10時からの作業。牛糞を運搬車に積んでは、ぶどう園一面に撒いた。12:30に山田まで出かけて、ABCマラソンの応援。ウィダーインゼリーを差し入れように買って待ったがいっこうに現れない。全く予定外の4人とは出逢ったが・・・・・・・・・・。
4/14鋤き込みつぼみ久し振りにぶどう園に行って様子を窺ったが、つぼみの無い枝が多い。例年以上に暖かいという気があるが、どうしたんだろうか。 午後は、耕運機を持ち込み、先月に撒いた牛糞を鋤き込んだ。たいそう時間がかかり、今日はコレだけ。シート張りをしようと来たが、風が強くとても出来るような状態では無かった。
4/15シート張り  〃花曇で温かい陽気に誘われ今日もぶどう園に来た。新芽が酸性雨に打たれて負けないように(?)、シートを掛けているが今日は3棟を設置。あと残りは来週。天候を見ながら、早めに設置したいが、ワンゲルの部活との兼ね合いが難しくなってくる。
4/21 〃 〃天気が崩れるとの予報もあって、明日にワンゲルの引率を入れた。そのため、今日しかシートを張る余裕はなかった。風が強くて大丈夫かなーと思いながらぶどう園に。木々の枝が揺れるほどの風が吹いていたが強行してシート張り。シートが風に流され千切れそうになったが、どうにか残り3棟分のシートを張った。
4/28草刈りつぼみ石灰硫黄硫剤を撒きたかったが、既に芽が出ていたので諦めた。回りの草刈りをする。ついでに、田圃の周りの草刈りで一日が終わった。
5/5芽欠き2cm暖かくなり芽も伸びてきたので、芽欠きを行う。誘引で失敗しないようにとの予備を含めて2芽を残して後は取ってしまった。
5/19芽欠き30cmくらい久し振りにぶどう園に。芽欠きをした後、長めの枝を誘引しようとしたが、まだ少し無理のようだった。折れてしまうのが怖くて手を止めた。いつもより遅いような気がする。段々と木が弱ってきているので遅いのかも。来る途中で見かけたブドウは十分に枝が伸びていたのと比較すると。
5/24点検  〃草刈り機を自宅に持ち帰り自宅周りの草を刈ったまま、車に乗せていた機械を返しに行ったついでに、ぶどう園に。誘引をしようとしたが、やる気が出てこずに点検だけで引き返した。
5/27誘引  〃ワンゲルでの大会帰着後、早々にぶどう園に。16:00から2時間、誘引作業を行う。手が遅いのか、なかなか枝は伸びずに、花のみが大きくなっていく。曲げようにも難しい枝が多く、苦労した。途中で首が痛くなるし、嫌になり暗くなるずっと前に手を止めた。
5/30誘引  〃降っていた雨があがったので急遽、年休を取り、4:30から2時間ほど作業。なかなか進まないが、1畝ほどを済ませた。
6/10花穂の間引き  50〜60cmワンゲル部の帰着後の整理作業の後、ぶどう園に。丁度、地区の日役作業中だったのでそちらにまず参加。16:00から暗くなる19:30までブドウの花穂の整理。なかなか進まずに、3棟を済ませた段階で暗くなり、引き上げた。今後も2週連続で、週末は全て「ものづくりコンテスト」でつぶれるので、上手く調整してジベレリン処理を早く済ませなくては。
6/12 〃  〃1時間の年休を取って作業に取り掛かる。先々日の残り3棟の花穂の間引きを行う。最後の棟をする頃には暗くなり駆け込み。最後は7:30になった。暗くて見えなくなり最期までできなかった。ジベレリン処理をするつもりで着たが、それ以前の問題で時間が来てしまった。
6/17ジベ処理1m丸1日作業。10時前にぶどう園に着き早速、果穂の手入れ。8から10車のみ残し後を取り除く。午後になって、、ベリーAのジベレリン処理(濃度100ppm)を先に。その後、余りに液を薄めて25ppmにして、巨峰系の処理をした。その後、周りを防鳥網で覆った。鳥はまだ来ないが、鹿が稲の苗を食い荒らしているという話を聞いてブドウの新梢や果穂を食われないか心配になって急いで敷設した。
暑くなってきて枝は順調に伸びてはいるが、無農薬で虫の食い放題状態が気になる。一昨年、果穂に農薬を振って全滅させた苦い思いがあって思いとどまらせてしまう。
6/27摘粒  〃24日の日曜日に出かけての作業を予定していたが、雨で延期。本日、代休を取りブドウ園に繰り出した。10時からさっそく、巻蔓を切りながら、摘粒も小豆大の粒もあるし、まだマッチの頭大も有り大小さまざま。ゆすって、花震いの粒を落とした後、思い切って摘粒した。今なら大胆に出来るが、少し大きくなると勿体無いという気が起こりなかなか出来ない。
4時からは田圃の草刈を実施。
6/30大きい粒で小豆大午後からの作業。蔓の整理は前回でほぼ済んでいたので、点検しながら、摘粒も。その後、ブドウ園の草刈。ぶどうの育成は遅いが草だけは順調に伸びる。撒いた肥料も草ばかりに行き、ぶどうには届かない。その後、殺虫剤の散布。
7/5ジベ処理大きい粒で小指大代休の今日は午前11時ごろからの作業。蔓の整理や房の摘粒に時間がかかった。3時ごろまでこれに掛かりっきりとなったが、その後ジベレリン処理の2回目。適当な浸漬容器が無く、最初はビニール製のコップを使っていたが、われたので仕方なく1リットルの軽量カップを使った。最初は重いとは思わなかったが、そのうち肩がこってきた。房の整理をしながらの作業でなかなか進まなかったが、最後はつけただけ。この後、るり渓の温泉に行き、汗を流した。
7/8摘粒  〃午前11時からの作業。防鳥網に沿って蔓の整理をしていて、蔓の中ほどだけ葉が無いのに気がついた。下には二枚の爪あと。鹿が先端の柔らかい葉を食べた後、先端部の葉が出てこのようになったと、気が付くのに時間を要した。その後、摘粒をしていると、我ブドウ栽培の師:Kさんが現れた。我ブドウ園の枝振りを見ての診断は、{水はけが悪いのでは?」。ぶどうの空中の幹から、根が出るのは土中で根が張れないことの現われとか。後、肥料が不足しているとの事。我園では、9月早々に落葉するがそれが幹が弱っている原因とか。排水を良くするために、暗渠を掘ったほうがいいとか。なかなかしんどい作業がこの冬には待っている。

取り合えず、落葉を防ぐ為に、殺菌剤と殺虫剤を展着剤と共に散布した。
7/15  〃台風のすぎた後、訪れた。猪が防鳥網を押しのけて中まで入ってきている足跡が在った。何が目的かわからないが、少し不安。摘粒に時間をかけた。天井にも例年防鳥網を設置しているが、今日は台風の吹き返しの風が強く設置を諦めた。
7/22袋かけ大きい粒で親指大雨空が気になったが、そんな事は言って折れない。時間が無いので早く袋かけをしなくてはと焦った。既に虫に刺された房があり、急いで袋かけを行った。例年はもう少し早いように思うが、今年は今年で忙しく余裕が無い。袋掛けだけでなく、防鳥網も設置しなくてはと、50坪用の網を買ったが、少し小さめで、足らない分のスペースを別の防鳥網(20坪用)で、まかなっった。 
7/29網掛け  〃信州から帰ってきた後の午後から防鳥網の設置。約半分のブドウ畑を覆う為に、30坪用を2網設置した。
8/5色づき始め防鳥網を架空で広げたまま1週間が過ぎて行ってみると、台風の所為で付近の鉄アングルに引っかかっていた。それを直した後、網を下ろし、セッティング。その後、ぶどう園の下草狩り。下草が繁茂したままでは土が乾かず、ブドウの木に良くないと思って。我が園の木の幹から空中に向かって根が出てきているが、これは土が湿りすぎていて、根が十分に伸びられない為に、空中に向かって出しているとか。OFFには、排水工事をしなくてはと思っている。    袋の外からでも色づき始めたのがわかる。ピオーネのいく粒かを食べてみた。未だ酸っぱくて、糖度10程度。午後は田圃の畦の草刈。
8/12草刈り糖度13共有林の草刈りの後、ブドウ園あたりの環境整備。だいぶん色づいたブドウをつまみ食いしていたが、2房試しに収穫し、糖度検査に廻す。まだ糖度不足で苦さがあり、酸っぱさがあるが、糖度計で測ると”13”。ここ10日ほどのキツイ日差しで糖度も急激に上がってきた。
8/14収穫遼とブドウ園に。実家への土産に6房ほど収穫。ついでに糖度も測ったが13止まり。
8/19収穫  〃施餓鬼で来たついでに、収穫は10房。その後、栗園の下草狩り。傾斜がきつく足を踏ん張っていたが、何度かコケた。久し振りに雷と共に、雨が降ってきた。
8/23  〃久し振りにブドウ園に行くと、房にかぶせていた袋が10ほど散乱していた。風で防鳥網が吹き寄せられ、あいた穴から鳥が入ったものと考えられる。取り繕いをした後、10房を収穫。
8/25糖度15ぶどう狩り1日目。6人に来てもらってのパーティー。いつものメンバーでこられない人もあって少し寂しいものになりましたが、久し振りに子供の高い声が響き渡っていました。遼を伴ったが、軽トラックの荷台で寝たまま。    50房位を収穫。
8/27------本明谷でブドウを作っているK氏からの情報で、サルが出たとの事。心配だったが見に行けず。サルが出るとどうしようもない。防鳥網等ひとたまりも無い事と思うが、対策はなし。
8/29収穫サルの話が気になって、点検に来た。まだ大丈夫。20房ほどを取り入れ。取り入れ中に、K氏が訪れた。一つ東の谷のブドウ園にサルが来たとの話。  サルが廻ってこないうちに取り入れたほうが良いかもしれないが、まだ糖度が低いようにもあるし、思案どころ。
9/1収穫ぶどう狩り2日目。昨日飲んで帰り、車を学校に置いたままだったので、電車・バスを乗り継いで、車を取りに良きそのまま、ブドウ園に直行。旧の教頭を迎えたが、ピオーネや巨峰は取りつくした後で、ベリーAしかなく悪い事をした。ピオーネも未だ有るが、日陰側はどうしても遅く、まだまだ糖度が低く、色づきも悪い。   100房ほどを収穫。
9/8取り入れ一週間ぶりに訪れた。この間に台風が来たりしたので網の状態によっては、サルやアライグマ、カラスなどが荒らしていないか心配しながら・・・・。しかし、10袋ぐらいが落とされていたが、ヒヨドリの仕業で未だかわいい程度。100房ほど収穫し、実家などの配達。
9/16 〃1/2の葉が落葉法事のお土産の一つとして、30房ほどを取り入れ。鳥が入っているのか、袋が散乱しており、大分落としていた。
9/22 〃 〃ぶどう園に行く度に気がつくが、他の園に比して葉の落ちるのが早すぎる。すでに、半分以上が落葉し残っている葉も色づいている。殺虫剤や殺菌剤の散布すると、風に乗って自分に降りかかるのを嫌がった所為だと思う。今年は結局、一回しか散布していない。収穫後の木にお礼肥えをやって、木に栄養を回らせようにも葉が無いので、回りきらない。
収穫は100袋くらい。今年は鳥やアライグマが襲来せずに、収穫量は多い。
9/30採り入れ 〃今年はまだブドウの房がぶら下がっている。一部に色付きが遅いのがあっての事だが、アライグマやカラスも来ないのが幸いしている。
収穫は100房ほど。実家に持っていって処分してもらった。取り入れたブドウも菜庫を持っていれば何とか、保存もきくが外に出していたのでは、やはり腐敗が早く始ってしまう。干しブドウを一皿作ろうとベランダにおいてみたがダメだった。
10/6 〃3/4の葉が落葉10月まで取り入れ出来るのも今年が始めて。異常気象で10月になっても夏日があった事によるのか?。例年は9月になる前から、鳥やアライグマに取られまくり、じっくりと熟するのを待って折れない事情があって、早々と取られる前に採り入れてしまうのが普通だが、今年は違った。例年通りの網しか張っていないが、鳥も少なく、アライグマも来なかった。アライグマ対策は今年新たに行ったのが正解だったのかもしれないが、鳥に何が有効だったかわからない。カラスやヒヨドリの活動が例年に比べて今年は少なかったように思う。暑い夏と、それに続く暑い秋が影響したか?。解らないが邪魔が入らずに良かった事は確かだが、来年に備えこのままで良いか思案のシドコロ。
今年最後の収穫。鳥へのプレゼント分10房を残し、全てのブドウを撮り尽くした。収穫は70房。
10/31防鳥網撤去全て落葉代休の作業として、防鳥網の撤去と草刈りをした。シートの撤去をしたかったが、足元を先に片付ける事にした。草刈に手間取り、シートまでは行かず。5時になり暗くなったので、近くの「るり渓温泉」に汗を流しに行った。汗を流すつもりがswimming & サウナで、また汗をかいてしまった。
11/3シート撤去  〃朝から繰り出しシートの撤去をしたが、なかなか作業が進まず2棟の撤去で終わった。来て見ると長い間ほっておいた事に気付き、その作業をしているうちに薄暗くなってしまった。カラスに取られる前に少し青いのも有ったが、柿を全て取り終えた。明日から暇を見て、配って廻ろうと思う。
11/10   〃  〃 残った3棟のシート撤去を行う。天気もよく順調にこなした。これで今年のブドウ栽培も終わり。来年に備えてすべき事はいろいろあるとは思うが、少し骨休めをしたい。

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