ぶどう栽培日誌


素人で始めたぶどう栽培、作り始めて今年で4年目、休日ごとに畑に繰り出し汗を流しています。世話をすればするだけ、大きな房になりきれいな房になります。手間を食いますが、その手数に比例するところが面白い。剪定の失敗も、成長の勢いに助けられて救われることもあります。

 


2000年 ぶどう栽培日誌

月日 作業内容 生育状況 作業詳細
5月14日 芽欠き 巨峰は新芽が10cmぐらい、ベリーAはまだ5cm以下。 午前中、芽欠き作業。一枝に一芽を残し後はすべて落とした。誘引を失敗したときのために二芽残したほうが良いのだが、発育が遅いので一芽だけにした。午後2時から雨。殺菌、殺虫の防除を計画していたが中止。
5月21日 芽欠き、誘引、殺虫剤・殺菌剤散布 巨峰は枝に5〜6葉、30〜40cmぐらい、ベリーAはまだ30cm以下。 午前中、芽欠き、誘引。午後、テープナーを使い、一部の枝の誘引。巨峰の枝の誘引で、無理矢理していた関係で、失敗。枝を折ってしまったのが4本。その後、殺虫剤と殺菌剤を散布。展着剤を忘れれしまったが、そのままにした。1cm位の茶色の毛虫がみられる。また、新芽に蓑虫のさなぎがある。昨年は、コガネムシに葉を食い荒らされたが、今年は絶対にコガネムシ対策を。相手が羽根を持ち、堅い甲羅で固めているので、殺虫剤で殺すには難しいところがある。
5月22日 誘引 巨峰は枝に5〜6葉、30〜40cmぐらい、ベリーAはまだ30cm以下。 昨日の薬剤散布で希釈倍率を間違えてはいないのだが、ピオーネの葉だけが少し、薬負けして縮れ気味。ベリーA、巨峰、マスカットには影響は出ていないがちょっと疑問。殺虫剤によるものか、殺菌剤によるものかも不明。テープナーを使い、枝の誘引の続きを行ったが、まだ短いので難しい。今度と次と2週続きの土日が、ワンダーフォーゲル部引率で潰れるので、その間に伸びすぎないように出きるときに頑張らなくては。
6月5日 月   誘引 木によってだいぶ差が出てきた 誘引を一筋、実施。花が咲くのが近い。早くジベレリン処理をしなくては。
6月6日 見学のみ 有馬高校のぶどう園を柵の外より見学 露地でベリーAを、ハウスで巨峰を栽培。ベリ−Aは枝が1m位に成長、房は15cm位で粒が5mmに成長。篠山と三田の気候差か、非常に早い。すでにジベレリン処理の2回目が近い状態。
6月7日 誘引、摘穂 西のベリーAは山の木がせり出してきて日当たりが悪く成長が遅い 誘引・摘穂を2筋実施。木によって、成長の差が大きい。一度にジベレリン処理するには無理があるが、遅れていることもあるので、今週末にすべて実施したい。
6月8日 誘引・摘穂 同じ木でも枝によって、成長に差がある。 6時半より1時間作業。1筋。早くジベレリン処理と消毒・殺虫をしなければ時期遅れになってしまうし、葉を食われてしまう。
6月10日 誘引・摘穂・ジベレリン処理 すでに早い枝は開花している 第2土曜で休み。一日をぶどう作業に振り当てた。草刈りをした後、誘引・摘穂。その後、ベリーAのジベレリン処理を3筋のみ実施。思ったほど作業が進まない。早く殺虫剤と殺菌剤を散布しなければと焦るけれども、遅れ勝手。
6月11日 草刈り・摘穂・ジベレリン処理 西側(山に近い側)と東側とでは差が甚だしい。 午前の村日役の終わった後、草刈り。午後の日役の後、マスカット、巨峰、ピオーネの摘穂とジベレリン処理を実施。ピオ−ネは成長が早くすでに開花。種なしのぶどうはこんなに遅く処理をしても出来るんだろうか?つぎは、殺虫剤と殺菌剤散布作業へ。
6月15日 又芽欠き、蔓欠き、摘穂etc 半数以上が開花した模様 6時より、2時間暗くなるまで作業。コガネムシが多く発生し、葉を穴だらけにしている。殺虫剤で殺せるんだろうか。幼虫なら効くが、固い甲羅を背負った成虫にはどうしたらいいのだろうか。
6月16日 又芽欠き、蔓欠き、摘穂etc 暑い日差しで成長中 6時より2時間。早く殺虫剤をまかなくては。
6月24日 又芽欠き、蔓欠き、摘穂etc 暑い日差しで成長中 朝9時より丸一日作業。蔓を切り、摘穂。ねん枝。早く殺虫剤・殺菌剤をまかなくてはと思いつつ、雷雨になり、逃げて帰った。
7月1日 又芽欠き、蔓欠き、摘穂etc 暑い日差しで成長中 夕方6時から薄闇の中8時20分まで作業。夕方になって涼しくなった頃を見計らってぶどう園に到着。地面に着きそうにまで成長した蔓の又芽を取ったり、稔枝したり、摘穂したりの作業を北の棟より始めたが、6畝で終了。暗くて見えなくなるし、蚊が襲ってくるしで退散。
7月2日 又芽欠き、蔓欠き、摘穂etc 蔓が地面に着くまでに生長した。 朝10時到着。昨日の残り作業(2畝)を済ませた。コガネムシが葉を食い荒らしている。捕まえては頭をはねるが、追いつかない。殺虫剤・殺菌剤・展着剤を散布。
7月8日 又芽欠き、蔓欠き、摘穂etc 巨峰は特に成長が著しい。 丸一日作業。蔓の整理に予想以上の時間が掛かってしまった。昼からは遼のカブトムシ取りに付き合わされて作業は進まず。
7月9日 ジベレリン処理、下草刈り、防鳥網掛けetc 梅雨明けしたような暑い日差しのなか、一日作業 2回目のジベレリン処理が遅れ気味。昨日、農協などを探し回って、ジベレリンを買おうとしたが何処にもなかった。ジベレリンが3カプセルしかなかったので、巨峰を2畝とベリーAを2畝で終わり。あと、防鳥網を半分の面積分敷設。50坪用を買ってきたが、広げるのに今年は予想以上にうまくいき1時間ほどで終わった。
7月16日 ジベレリン処理、 一日作業(半日は、稲の追い肥料散布) 2回目のジベレリン処理の残りを実施。これだけ遅くなってしまってからジベレリンを処理して有効なのかな−と思いながら作業。
7月20日 摘穂 一時間作業 次の日学校が停電の予定であり、祝日だが出勤してやり残しの作業を済ませてしまった。その帰りに、草刈り機を返すとともに少しだけぶどうの房取り。
7月23日 袋掛け 一日作業 朝から終日袋掛け。子供も誘ってもいやがる真夏の作業。ジベレリン処理が遅かった為か実の大きさが不十分だがそのまま袋掛けした。全体の7畝の内、4畝を実施。摘穂が不十分な分だけ実が小さく実が多い。もっともっと実を少なくし、実を大きくしなければ、商品価値がないのは解っているが作業が追いつかなかった。農作業に対して男の領分という考えで理解がなく手伝おうとしない妻とその母親が解らない。家事に対しては手伝えといいながら、農作業を手伝えと言う度に衝突する。育った環境のせいか知らないが、あまりにも身勝手すぎる。じっと我慢して家事を分担しているが、農作業の分担はいつまで立っても期待できない。期待するのが悪いのかも知らないが。
7月28日 袋掛け 2時間作業 残りの袋掛けを実施。真夏の日差しを受けて遅かった西側、北側のブドウの房も大きくなってきたが、色ずく時期でもはやこれ以上大きくなることは期待できないか。
7月30日 下草刈り 2時間作業 祭りの準備作業を朝の6時よりしていたが、10時頃に午前の分が終わったので、正午まで下草刈りをした。3週間前に刈ったのにもう30cmちかくに成長。防鳥網の設置がたやすいように、特に外周を中心に草刈り。
8月5日 防鳥網設置 半日作業 防除作業の後、午後を防鳥網の設置と穴の繕いに費やした。同じ50坪用の防鳥網でも大きさに差があるのか知らないが、今日張った網にはあまり余裕がなくピンピンの状態。その後、海苔網を周りに設置。
8月12日 防鳥網の穴の修復 3時間作業。ベリ−Aの糖度14。巨峰の糖度15。 ブドウ園よりカラスが飛び立ったとの次男の言葉で、防鳥用の海苔網を周りに増設、設置。一旦カラスに襲われると、跡形もなく食い散らされるので、盆の忙しいときだったが、急遽実施。
8月19日 草刈り 一日作業 来週のブドウ狩りに備えて、園の周りの整備に努めた。下草狩りと溝ざらえetc.。毎日の強い夏の日差しでブドウもだいぶ甘くなってきた。しかし、ベリ−Aは黒い実と青い実とのまだら状態。ジベレリン処理が遅れた分の結果だと思うが、例年にない状態。
8月26日 ブドウ狩り 午前:準備 午後:ブドウ狩り 県工の現・旧職員4名+1名(奥さん)で、にぎやかにブドウ狩り。定年後も元気な姿で来られたA先生、I先生を見て、改めて趣味の大切さを感じた。両先生を含めて五人全員が今は別々の職場にいることを見ても、年月のたつ速さに驚かされる。今年のブドウは品が悪くてすみませんでした。来年はもう少し良いものにしようと...。
8月27日 ブドウ狩りU 午後:ブドウ狩りと配達 二家族総勢10名でにぎやかにブドウ狩りパート2。民間会社の厳しさと現状を聞かせてもらった。大阪で一緒に遊んだ頃のことが思い起こされ懐かしかった。5時からブドウの配達。夏休み中もみなさん元気な様子。ひと安心。
9月7日 ブドウ狩りV 午後5時より ワンダーフォ−ゲル部員でブドウ狩り。のこりすくなくなったブドウを生徒に食べさせた。
9月24日 下草刈り、防鳥網撤去 落葉し始め 残っていたブドウをすべて採る。稲のわらを取ってきて、肥料として蒔く。下草を刈るとともに、防鳥用に周りに取り付けている海苔網を撤去した。
12月23日 枝の整理一日作業次男:遼と一緒に一日小春日和(12月の天候とは思えないような穏やかな天気だった)の中、リフレッシュ。日誌には書けずとなったが、11月に剪定して切り落としておいた枝を、集めて軽トラに乗せて田圃に運んだ。乾燥を待って、焼き払い害虫の防除のため。
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