西国三十三所巡礼 

西国三十三所は約1300年の歴史を持つ日本最古の巡礼路です。その総距離は1000kmに及び、和歌山、大阪、兵庫、京都、奈良、滋賀、岐阜と近畿圏を包括するように伸びています。

順不同でつないで歩いて行きます。

なかなか踏破は難しそうですが、時間をかけてチャレンジします。

 


穴太寺から 20番 西山善峯寺をめざして


2016/11/16   穴太寺⇒JR亀岡駅   3.5km   


行程をスマホのGPSでトレースしました。クリックすると別ウィンドウ(タグ)で地図が開きます。


2016/12/7   JR亀岡駅⇒老ノ坂峠⇒沓掛⇒善峯寺   17.0km   


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亀岡駅。斬新なデザインの駅舎が印象に残った。
光忠寺
浄土宗総本山知恩院の末寺。この光忠寺は形原松平家初代興副公の菩提を弔う為、室町時代後期に現在の愛知県蒲郡市「三河國形原」に創建されました。藩主の所替により形原松平家菩提寺として、下総佐倉、摂津高槻、丹波篠山を経て、亀岡「亀山城下雷門外(北古世町)」には寛延2年(1749)に移されました。
老ノ坂トンネル。車道とは完全に分離された歩行者専用のトンネル。旧車道を歩行者用に払い下げた格好の歩行者用トンネルは見たことあるが、歩行者用に掘ったトンネルを見たのは初めて。
大歳神社。  西京区大原野灰方町575


20番 西山善峯寺



御詠歌       野をもすぎ 山路にむかふ 雨の空 善峯よりも 晴るる夕立
宗派         天台宗単立
開基         源算上人
ご本尊        千手観世音菩薩
創建         長元2(1029)年
所在地       京都府亀岡市曽我部町穴太寺東ノ辻46

当山は平安中期の長元2年(1029)源算上人により開かれる。源算上人は比叡山横川の恵心僧都(源信)に師事して、47歳で当山に入り、小堂に御自作の千手観音を本尊として奉安される。 長元7年(1034)後一条天皇より鎮護国家の勅願所と定められ、「良峯寺」の寺号が下賜される。長久3年(1042)後朱雀天皇勅命により、洛東鷲尾寺の仁弘法師御作千手観音を当山に遷して本尊とし、先の観音像を脇本尊とされる。建久3年(1192)後鳥羽天 皇より現在の「善峯寺」の宸額が下賜される。また白河天皇や後花園天皇により伽藍寄進整備がなされ、後嵯峨天皇や後深草天 皇など皇室の御崇敬をうけた。  鎌倉時代には慈鎮和尚や証空上人が住職を勤め、また西山宮道覚人道親王や青蓮院門跡より多くの親王が龍居され、他にも多数の僧の入山により、室町時代には僧坊52に及んだが、応仁の乱により大半の坊が焼失した。その後、江戸時代には徳川5代 将軍綱吉公の生母である桂昌院を大檀那として、現存の鐘楼・観音堂・護摩堂・鎮守社・薬師堂・経堂が復興されて、幾多の貴重な什物が寄進される。  現在の当山は、西国三十:三所観音信仰、遊龍の松、桜・あじさい・秋明菊・紅葉など季節の彩り、京都市内の眺望が特徴である。また所有地36万坪、境内地3万坪、多くの堂塔伽藍ならびに数百点にのぽる貴重な什物を受継いでいる。           〜 入山時に渡される案内冊子より転載
東門
山門
正徳6年(1716)建立、三間一戸の楼門形式のお堂です。楼上の本尊文殊菩薩と脇侍二天は、現在、文殊寺宝館に奉安しています。楼下の金剛力士は、運慶作で源頼朝寄進と伝えられています。
観音堂(本堂)

元禄5年(1692)建立、桂昌院の寄進により再建された入母屋造のお堂。本尊千手観音は仁弘法師御作で、西国三十三所観音霊場の第20番札所の本尊です。脇本尊千手観音は源算上人御作で、京都洛西観音霊場の第1番の本尊です。
鐘楼堂

貞享3年(1686)、桂昌院により建立されました。徳川5代将軍綱吉公の厄年にあたり寄進され、“厄除けの鐘”と云われています。
護摩堂

本尊は五大明王(不動・降三世・軍荼利・大威徳・金剛夜叉の五尊)で、元禄5年(1692)桂昌院により建立されました。
護摩堂    御本尊の五大明王(不動・降三世・軍荼利・大威徳・金剛夜叉の五尊)
開山堂

宝永2年(1705)建立、桂昌院により寄進されました。傅大士(ふだいし。中国南北朝時代の僧。西暦6世紀)を奉安し、鉄眼版一切経が納められています。
幸福地蔵
桂昌院廟

当山復興大檀那の桂昌院遺髪を納めた廟所で、宝永2年(1705)建立されました。
経堂
釈迦堂

本尊釈迦如来は源算上人御作と伝わり、明治18年(1885)建立です。
明治時代の篤き信仰により、釈迦岳(釈迦堂の南嶺)より遷座。
その時に奇瑞があり、腰痛神経痛に霊験あらたかなお釈迦さまとして信仰されています。
薬師堂

本尊は薬師如来、元禄14年(1701)建立です。昭和63年現在の地に移築しました。
桂昌院出生の由緒により出世薬師如来と云われています。
けいしょう殿
阿弥陀堂

本尊は宝冠阿弥陀如来、寛文13年(1673)建立です。
常行三昧(阿弥陀仏を讃えて極楽往生を願う勤行)道場にて常行堂ともいいます。
阿弥陀堂

御本尊の宝冠阿弥陀如来が見えています。
手前は経堂。       宝永2年(1705)建立、桂昌院により寄進されました。
傅大士(ふだいし。中国南北朝時代の僧。西暦6世紀)を奉安し、鉄眼版一切経が納められています。

奥に見えるのは多宝塔。    元和7年(1621)建立、国の重要文化財に指定されています。本尊は愛染明王です。
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